ピックの大きさ、硬さについて考える③

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2023.05.10

ピックの大きさ、硬さについて考える③

こんにちは!名古屋のウクレレ、ボーカル、ギター教室「ポワンポワンスタジオ」です。

今日のテーマは「ピックの大きさ、硬さについて考える③」です。

前回までピックを選ぶ際の基準であるの「ピックの大きさ」について書いていきました。

今回は「ピックの硬さ、素材」を書いていこうと思います。

【ピックの硬さ】楽器屋さんのピック売り場に行っていろんなピックを手に持ってみてください。ピックの硬さはすぐにたわむ0.5mm程度のペラペラのものからどんなに力を入れてもたわまない5mm程度のものまであります。

・薄いピックのメリット

薄いピックのメリットは抵抗が少ないということがあげられます。初心者の場合指先のコントロールが出来ないのでピックの当たりどころが悪いとバリバリと音がしたり、引っかかりすぎて上手くストローク出来ないことがあります。ピックが薄いと抵抗する力を逃がしてくれるので当たりどころが悪くても比較的スムーズにストローク出来ます。また薄いピックになればなるほど音は軽い感じのサウンドになります。

薄いピックのデメリットはどれだけしっかり弾いても弾いた力を逃してしまうので芯がある骨太な音は出にくいということです。また、音が軽いのでしっかりした厚みがある音が欲しい方は薄いピックは選ばない方がいいです。0.5mm前後の最薄になってくるとパラパラといったプラスチックっぽいサウンドになるのでそれもデメリットと言えます。

また上級者になってくると薄いピックの「たわみ」が我慢ならないデメリットになってきます。上級者の場合、0.001mm程度の精度が求められるためピックがたわんでしまうとピックの操作性が悪くなってしまいます。たわみまで計算にいれてピッキングするというのはほぼ不可能ですので、たわまない硬めのピックを選ぶことになります。

この薄いピックのメリットとデメリットが厚いピックのデメリットとメリットになります。

厚いピックだと指先でコントロール出来れば厚みのある芯のあるサウンドがならせます。

またたわまないため自分の意思で弦にあたる感覚を制御しやすくなります。

逆に薄いピックのメリットに当たり部分は上級者にとっては特に必要のない問題なのでそのことも考えると上級者の場合は硬めのピック一択になります。

次回はピックの素材について書いていきます。

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